Starting Couchsurfing カウチサーフィン事始め

カウチサーフィン(Couchsurfing)をご存知でしょうか。

個人宅に泊まって旅するサイト(SNS)です。

それもあなたの家に泊まりに来るのは、ほとんど外国人です。


えっ?そんなことして大丈夫なの?

逆張り、天邪鬼の私は、人がやらないことをやるのが大好き。


この1年間、ホストとして数多くの海外からの旅人を「おもてなし」した経験をここに記します。


個人宅にタダで泊まって旅するの?

はい、日本の外では珍しくありません。それも素晴らしい経験ができます。

日本人でもカウチサーフィン(Couchsurfing:以下CSで省略)で旅している人がたくさん居るので、ググッてみるといいでしょう。

見つかりましたか?実に楽しそうですよね。


ではホームステイと何が違うのか?

有料の個人宅泊のサイトと何が違うのか?

ホームステイは有料のものしか私は知りません。


CSと似たものにAirbnbWimduRoomstayなど有料のものは数々あります。

CSの他に無料のものには、自転車旅行者用のWarmshowerがあります。



日本には、見ず知らずの他人を家に泊めるという習慣がありません。
増してや、カウチサーフィンで泊まりに来るのは、ほとんど外国人です。
日本人にはハードルが高そうですね。

きっかけはベルギーの友人が世界を旅していた時に送ってきたAirbnb(こちらは有料です)が事始です。その後、ライフハッカーでも記事を読み、いろいろ調べていくうちに、無料の個人宅泊のCSに行き着きました。すぐにアカウントを作ったのが2012年10月です。でもその後は放置していました。

そして、1月に東南アジア5カ国を旅した時、バックパッカー宿で、外国人から何度もCSの話を聞きました。これは面白そうです。サーファ(旅人)する前に、まずはホスト(Host)をやってCSを理解しようと思い、2月にスタートしてみました。

ホストをやってみて、CSの仕組みやゲストへのもてなしと、彼らの振る舞い、それら一連のプロセスを何度か経験して、その後サーファとしてゲストした人たちをこちらから訪ねてみよう、そう考えたのです。


そんなCSですが、

 ホントにタダなの?

 外国から?言葉はどうするの?

 外人泊めて、何が楽しいの?

 若者ばかりじゃないの?

 相手は選べるの?

 日本人同士でもOKなの?

 ぶっちゃけ、いやな経験、ない?

疑問が溢れることでしょう。

どんなことも、自分でやって、自分で考えて、その上で書いているこのブログですから、実体験をもとに、その疑問ひとつひとつに、お答えしていきたいと思います。



金銭のやり取りはない

ここではっきりとしておきたいことがあります。
それはCSではサーファとホストの間に金銭のやり取りがないということです。
無料、ここがポイントです。利害関係無し。つまりボランティアです。

最初はAirbnbなどの有料の方に心が傾いたのですが、金銭による責任が発生しますし、無料のもてなしこそ、お互いの友情を育むのに良いのではと気付き、CSにしました。

MasterカードのCMで「プライスレス~お金では買えない価値がある」というのがありますね。
お金で買えない価値こそ、これだと思います。

やってみて、その選択は間違っていませんでした。


無料にこだわったので、サーファ(ゲスト)と私(ホスト)の間には利害関係が発生しません。
逆にお金を介すると、どうしても利害関係が発生します。

払った対価に見合あうかどうか、その国によってサービスの感じ方もレベルも違います。そういった煩わしい思いは一切したくないし、金儲けが目的ではありません。

心を空っぽにして、オープンマインドで外国人に接するのが信条なので、それに従いました。

そういった信条の元に、2013年は12人のサーファが我が家にやって来ました。年の半分は旅しているので、自宅に居る時間を考えると、かなりの頻度で外国人と一緒に住んでいることになります。


言葉について

我が家に来る外国人は皆、英語を話します。プロフィールで話せる言語を確認して相手を選びます。場合によっては日本語を喋る人もいます。英語の習得レベルも様々。そして英語も様々。米国、英国、豪州の英語が違うのはよく知られていますが、マレーシアやインドの英語は相当聞き取り難いのを経験で知っています。

サーファには来る前にメールで予め説明していることがあります。それは、日本の英語教育は喋る事を最初から重視していないので英語は通じないと思って欲しい、しかし紙に書けば大抵分かってもらえる、ということです。サーファ達は私が送った漢字交じりの地図と説明を、通りすがりの人たちに見せながら我が家に辿り付きます。

では実際の我が家の英語レベルはというと、妻は英語が喋れません。私は、込み入った内容でなければ大丈夫。TOEICなら700点ほど。そんなレベルです。

やってみて、言葉は喋れるに越したことはないのですが、大きなウエイトではないと分かりました。大切なのはマインド。事実、単語程度の英語しか喋らない妻は、サーファの印象が極めて良い。心は通じるというのを端で見ていて感じます。相手を気遣う心は、どの国の人にも伝わります。日本人は誰もが「おもてなし」の心を持ています。思い込みを捨ててオープンマインドで相対すれば、素の日本人で充分いけると思います。

家に見ず知らずの外国人を招こうと思う程の行動力のある人なら、言葉のバリアは越えていけるでしょう。英語を生で身に付けたいと思うのなら、絶好のチャンスです。




次回は、カウチサーフィンの始め方を紹介してみたいと思います。



ではでは@三河屋



参考:
外国人を家に招く
カウチサーフィン事始め
カウチサーフィンの始め方
究極のカウチサーフィンガイド Ultimate Couchsurfing Guide(English)

三河屋ってどんな人? About me
ダブルインカムからシングルインカムへ
ダブルインカムからシングルインカムへ その2

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